花粉症、鼻づまり、鼻水のツボ 手三里と合谷

花粉症、鼻づまり、鼻水 

鼻づまりをおこすと、咳が出たり喉が渇いたり、痰が絡んだり、後鼻漏(こうびろう)になったり、かなり不快感が出ます。花粉症は、もう代表的な症状でいろいろな形で出ます、そんな時に、効果が期待されるツボに手三里や合谷があります、ただし鼻痛点や印堂、上星のツボの方が個人的には効くと思います。

手三里と合谷
鼻通点や上星、印堂に次ぐ鼻の不快症状を少しでも和らげるツボです、私個人としては鼻通点と上星が特に効きますが、これもやはり個人差があるようです。

手三里(テサンリ)は、やはり肺経に密接な関係のある大腸経の経路にあるツボです。
大腸経って言うのは、手の人差し指から始まって、腕をドンドン上がっていき肩、喉、鼻、口を経て肺と大腸に延びてます。
口中、鼻などの顔面の症状や、手指、胃腸の症状をつかさどっているんです。

手三里の場所
手のひらを下にして腕を曲げるとシワが出ます、その肘ジワの小指側(外側)から手の指の横幅3本分 手首側に進んだところにあります、左右両手にあります。ここは肩こり それも前側の肩こりにも効果的なツボです、どちらか強く感じる方を指圧します、ここは大腸経のツボになります。

指圧方法
イロイロありますが、2つほど紹介します、まずは左右の腕を組むようにして、どちらかの腕を胸の前で曲げて もう片方の手の親指で手三里のツボに当てて残りの指で腕を支えながら

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合谷のツボの場所
手の甲側、親指と人差し指の水掻きにあります。
指を開いた時に親指と人差し指の骨の付け根から 指の幅1本分手前のところです。
指の付け根の方へ押すと痛みを感じます。左右両手にあります。

指圧方法
左右どちらか痛い方を出きれば温熱指圧が良いですね、でも普通に指圧しても良いと思います。
温熱指圧の場合は、お香や線香を使い温熱刺激をします。(お灸(せんねん灸)でも良いですね この場合も水ぶくれが出来ない程度に外したり付けたりを繰り返します。)
火を1cmほど近づけて、熱さを感じたら離します。痛みの反応のある方を10回から15回ほど繰り返します。
ただ熱さを感じない老人とかは、火傷するので指圧にします。
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指圧の場合下の図の様に押して人差し指の方向にギュっと強く押します。
数回しますね。
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また別の項目でも紹介しますが、この合谷はニキビやできものにも効果が期待されます。
是非試してみてください。

鼻づまり 鼻水のツボ上星(じょうせい)

鼻づまり、鼻水のツボ 上星
これは、アレルギーの代表的症状です、カゼもですが花粉症、アレルギー性鼻炎と同じく鼻水やくしゃみが出ます、鼻づまりも起こります。 カゼと違うのは全身に症状はでません。 この不快症状を繰り返しているうちに、鼻内部の粘膜が分厚くなっていき 鼻づまりを起こします。 カゼも鼻カゼですと 同じく粘膜が厚くなって鼻づまりを起こします。
この症状は、肺経の気血が低下したので起こると言われています。 肺経の働きの変化が任脈(ニンミャク)に影響をあたえてしまって上星のツボに反応が出ます。 なんで このツボを指圧すれば、肺経の働きが向上し、押したその瞬間 鼻水が止まったりしますし、鼻づまりも解消される事があります。 鼻通点と同じくワンセットで指圧をおすすめします。

ツボの場所と指圧方法
このツボはデコの髪の生え際から少し上に行くとあります。 顔(額)の髪の生え際の左右中央から、身体の左右中央を縦に走る線上を手の親指横の幅の長さだけ上に進んだ所にあります。 ここが上星(ジョウセイ)のツボ位置になります。

ツボの押し方
左右の手の人差し指を重ねてツボを押します、または指圧棒などで指圧をします。 指圧方法は緩圧法で5分ほどします、即座に効き目がありますが、これも人によって個人差はあります。 朝晩 2回以上指圧すると良いと思います。

上星 じょうせい のツボ

僕個人的には、あっという間に鼻づまりが解消され効くほうです。
勿論 個人差や効かないかもしれませんが 簡単なんで試してみてください。