ゾフルーザ 小児

【A】12歳未満の小児に対しては体重別に以下の投与量となり、10kg以上の小児に投与可能です。, 40kg以上‥ゾフルーザ20mg 2錠  その結果、同薬の使用に関して、(1)12~19歳および成人:臨床データが乏しい中で、現時点では、推奨/非推奨は決められない。 ゾフルーザ ® 10mg錠 20mg錠 2%顆粒: 経口: 成人及び12歳以上の小児 20mg錠2錠または顆粒4包を単回経口投与 体重80kg以上の患者には、 20mg錠4錠または顆粒8包を単回経口投与 12歳未満の小児 ・体重40kg以上 20mg錠2錠または顆粒4包を単回経口投与 ・体重20kg以上40kg未満  同指針におけるゾフルーザの使用方針策定にあたり現時点での懸念事項として、「小児における使用経験の報告が乏しい」、「治療中に本薬に対する低感受性株(本指針においては薬剤耐性ウイルスと表現されております)が出現する」ことが挙げられている。 YouTube Twitter  合併症を併発するリスクが高い患者に対しても、先日、FDAより追加適応承認を取得した。 【薬剤師が解説】インフルエンザ治療薬のゾフルーザ。2018年に発売された新薬で、発症から48時間以内に1回服用することで効果を発揮します。タミフルやイナビル、ラピアクタなどのインフルエンザ治療薬との違い、機序、効果、用法用量、副作用について解説します。  塩野義製薬では、実施済みの臨床試験や2018/19シーズンのデータをもとに、PA/I38アミノ酸変異株の出現頻度や臨床症状への影響について、関連学会で発表し、一部は原著論文として公表してきた。リスク要因を有する患者試験やグローバル小児試験の結果をはじめ、その他各試験におけるPA/I38アミノ酸変異株に関わる追加解析結果などについても、すでに主要学会にて報告しているが、現在論文審査を必要とする専門誌に投稿中で、今回両学会より公表された提言および指針には引用されていない。 塩野義製薬では、「今後も速やかに主要雑誌に掲載されるべく尽力する」意向を示している。 ゾフルーザは、体重20kg(通常は6歳)から投与可能です。 ですが、小児への使用経験に関する報告は少なく、安全だとはまだ言えません。 薬剤耐性ウイルスの出現が認められる ことも、使用を推奨できない理由です。 小児科学会も、12歳未満へのゾフルーザを使用しないよう提言しています。  ゾフルーザに関しては、小児患者への使用について、(1)同薬の使用経験に関する報告が少ない事や薬剤耐性ウイルスの出現が認められることから、当委員会では12歳未満の小児に対する同薬の積極的な投与を推奨しない。(2)一方で現時点においては同薬に対する使用制限は設けないが、使用に当たっては耐性ウイルスの出現や伝播について注意深く観察する必要があると考える。(3)免疫不全患者では耐性ウイルスの排泄が遷延する可能性があり同薬を単剤で使用すべきではないと考える。また、重症例・肺炎例については他剤との併用療法も考慮されるが、当委員会では十分なデータを持たず、現時点では検討中であるーと記されている。  また、ゾフルーザの使用に関しては、現時点ではまだ十分なエビデンスに乏しく、今後の基礎および臨床のデータの蓄積と解析により、その使用方針を変更する可能性があるとされている。 バロキサビル(ゾフルーザ®)と耐性変異ウイルス~小児は特に注意が必要~国立感染症研究所、日本小児学会、日本感染症学会より. calendar 2020年01月14日. 冷たい秋風が吹き始めているが、今年は特にインフルエンザに気を付けた方がよさそうだ。例年ならインフルエンザの流行は12月から3月だが、今年は9月末から日本各地で流行期に入ったとの発表が相次いでいる。(参考記事: 3分でわかるキーワード もう?「インフルエンザ流行」), 昨シーズンは、たった1度飲むだけで治療ができるインフルエンザの新しい治療薬「ゾフルーザ」が大きな話題になった。ところが、服用した患者からこの薬が効きにくい「耐性ウイルス」が出現することから、先日、日本感染症学会が「12歳未満の子どもの使用は慎重に検討すべき」という提言をまとめたのだ。, インフルエンザ治療薬は、他にもタミフルやリレンザなど様々な種類があるが、5日間服用を続ける手間が必要だったり、使用法が難しいなどのデメリットがあった。こうした中、塩野義製薬が開発し2018年に認可された「ゾフルーザ」は、たった一回、飲むだけという手軽さから注目を集めた。感染した細胞内でのウイルス増殖そのものを抑えるというアプローチの仕方もこれまでとは違った。(参考記事:1回飲めばOK インフルエンザに注目の新薬登場), 厚生労働省の資料によると、2019年1月7日から2月3日まで医療機関への薬の供給量は圧倒的に「ゾフルーザ」が多い。・ゾフルーザ 約388.0万人分・イナビル 約176.8万人分・タミフル 約167.7万人分・リレンザ 約38.7万人分・ラピアクタ 約20.3万人分, 昨シーズンから一躍治療薬の主役に躍り出たといえる「ゾフルーザ」だが、「12歳未満の子どもの使用は慎重に検討すべき」という提言によってなにが、どう変わるのか?そもそも「耐性ウイルス」とはなんなのか?日本感染症学会インフルエンザ委員会の石田直委員長に聞いた。, ――「12歳未満は慎重に検討」とはどういうこと?小児では、ゾフルーザ使用後に耐性ウイルスの出現頻度が高いことが報告されていますが、その影響については、まだよくわかっていません。専門家のなかでも、使用してもよいとする意見や使用すべきでないとする意見があります。現時点で、小児に対する投与を規制するわけではありませんが、耐性ウイルスのことも考慮して投与を考えていただきたいということです。現場の先生方が提言を読んでいただいて、ご判断いただければと思います。, ――「耐性ウイルス」とは、どういうもの?自然界のインフルエンザウイルスの中には、もともとゾフルーザが効きにくい性質(アミノ酸変異)をもったウイルス(耐性ウイルス)が微量ながら存在します。ゾフルーザを使用すると、ゾフルーザがよく効くタイプのウイルスが急速に減少し、替わりに薬の効きにくいウイルスが残ると考えられています。このウイルスが増えると、インフルエンザの症状を呈する期間が延長する可能性があります。, ――「耐性ウイルス」はヒトからヒトにうつる?耐性のウイルスが、通常のウイルスと同じ程度に、ヒトからヒトにうつりやすいのかどうかは、まだわかっていません。, ――ゾフルーザと他の薬で「耐性ウイルス」の出方はどれだけ違うの?国立感染症研究所が、耐性ウイルスのサーベイランス(調査・監視)を行っていますが、インフルエンザウイルスのタイプで、A(H1N1)pdm09という2009年に世界的流行を起こしたウイルスで1.8%、A(H3N2)という以前から流行しているウイルスで9.6%です(10月4日現在)。多くの例が10代までの若い人です。B型については、耐性は出ていません。いままで使用されてきた他の抗インフルエンザ薬では、タミフルやラピアクタという薬剤で1%程度であり、リレンザやイナビルという薬剤では、耐性は認められていません。, ――なぜ「耐性ウイルス」は子どもの方が出やすいの?小児では、インフルエンザに対する基礎的な免疫の力が大人より弱いために、耐性ウイルスの増殖を抑えきれず、出現頻度が高くなると考えられています。, ――ゾフルーザは、他のインフル薬より早く治るの?ゾフルーザの特徴は、従来の薬剤よりウイルスの量を早く減少させることですが、治験では、発熱や症状の持続期間はタミフルと同じくらいであったと報告されています。, ――ゾフルーザの正しい使い方は?ゾフルーザについては、まだ臨床データが乏しく、使い方についてはさまざまな意見があり、統一した見解は得られていません。今後の検討が必要です。, 新薬のためまだ臨床データが乏しいというゾフルーザ。早めの流行が心配される今シーズン、時に命まで脅かすことがあるインフルエンザだけに、もしかかってしまった場合にどの治療薬にするかは慎重に判断してほしい。, Facebook  米国では、疾病予防管理センター(CDC: Centers for Disease Control and Prevention)のガイドラインにおいて、12歳以上の合併症のない発症後48時間以内の急性インフルエンザウイルス感染患者に対する治療薬として推奨されている。 ゾフルーザ錠10mg 通常,12歳未満の小児には,以下の用量を単回経口投与する。 ゾフルーザ錠20mg 通常,成人及び12歳以上の小児には,20mg錠2錠(バロキサビル マルボキシルとして40mg)を単回経 …  また、流行するインフルエンザウイルスはシーズンにより異なり、抗インフルエンザウイルス薬に対する耐性ウイルスの検出頻度もシーズンにより異なるため、「今後も複数シーズンにわたって、PA/I38アミノ酸変異株に関する継続したデータの取得が必要」と考えている。 Mail. なお、日本小児科学会も子どもにゾフルーザを使用することは推奨していません。 個人的におすすめするインフルエンザ対策:予防接種はして欲しい. 【A】12歳未満の小児に対しては体重別に以下の投与量となり、10kg以上の小児に投与可能です。 40kg以上‥ゾフルーザ20mg 2錠 20kg以上40kg未満‥ゾフルーザ20mg 1錠 10kg以上20kg未満‥ゾフルーザ10mg 1錠 小児における臨床試験では年齢は1歳から11歳 [中央値8歳〕を対象に行なっています。  一方、日本小児科学会:「2019/2020シーズンのインフルエンザ治療指針」は、例年流行期を迎える同時期に、新たに科学雑誌に公表された論文情報等をもとに更新されるもの。 塩野義製薬は28日、日本感染症学会より「抗インフルエンザ薬の使用について」の提言、日本小児科学会の「2019/2020シーズンのインフルエンザ治療指針」がまとめられ、両学会のホームページに公表されいることを報告した。 reload 2020年09月20日.  なお、同提言は、科学雑誌に公表済みの論文情報を中心に現時点で判明している情報を伝えることを目的としており、抗インフルエンザ薬の使用に関しては、個々の医師の処方を規定するものではなく、同提言を参考に医師の裁量で適切な治療薬を選択する旨が記載されている。  東京女子医科大学とNTTドコモは21日、商用第5世代移動通信方式(商用5G)を活用した遠隔手術支援システム、および移動型スマート治療室「SCOT」を用いた実証実験を本年10月より開始す... 実際に見学しているような実感が味わえる、3Dウォークスルーを活用したバーチャルATC-TOKYO  ゾフルーザは、リスク要因を持たない健常のインフルエンザ患者に加え、合併症を併発するリスクが高い患者に対しても臨床試験で効果を示した初めての薬剤。  オムロンは、28日より製造現場の課題を顧客と共に解決するファクトリーオートメーション(FA)技術の集積拠点「オートメーションセンタ... 慶應義塾大学とGEヘルスケア・ジャパンは、AIサイエンティストの育成と研究促進を相互に支援し合う「産学医工連携プロジェクト」を始動する。同プロジェクトは、日本が直面しているAIデータサイエンティスト不足の課題に対応するもの。両者が、医療... ポストラツーダ  婦人科・泌尿器科薬導入後に自社開発のCNS薬上市        大日本住友製薬, データでみる医療・医薬の世界 八野芳已(元兵庫医療大学薬学部教授 前市立堺病院[現堺市立総合医療センター]薬剤・技術局長) 第14回.  日本感染症学会の「抗インフルエンザ薬の使用について」の提言では、インフルエンザに対する基本的な考え方に加え、抗インフルエンザ薬それぞれの概要がまとめられており、塩野義製薬のゾフルーザに関してはその使用方針について議論された内容が記載されている。 手代木社長 1.単回経口投与. App 基本的に、子どもにはインフルエンザの予防接種をすることを推奨します。 インフルエンザの予防接種をすれば100  適応症は、他の治療選択肢が無いもしくは限... 小野薬品とブリストル・マイヤーズ スクイブ社(BMS)は25日、オプジーボとヤーボイについて、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんに対する両剤の併用療法に係る国内製造販売承認事項一部変更承認申請を行ったと発表した。  今回の承認申請は、... スマート手術室での脳外科手術(イメージ)  同指針では、一般診療における治療や重症例への対応、インフルエンザワクチンの推奨について、同学会の新興・再興感染症対策小委員会・予防接種・感染症対策委員会の見解がまとめられている。  合併症を併発するリスクが高い患者を対象とした試験では、タミフルに対してB型インフルエンザ患者における罹病期間の短縮や、プラセボに対してインフルエンザ関連合併症の発現率を低減するなどの臨床効果も確認されている。 ゾフルーザの特徴は下記の3点です。 1.単回経口投与 2.小児から成人まで使用可能だが、用量が従来の薬剤より複雑 3.新しい作用機序. 小児の服用は医者から処方されたら服用しても良いようです。 絶対にしてはいけないのが 「余ったゾフルーザ錠をあげる」事です。 医者や医療従事者から説明や処方を受けた本人限定ですので守ってくださ … (2)12歳未満の小児:低感受性株の出現頻度が高いことを考慮し、慎重に投与を検討する。(3)免疫不全患者や重症患者:単独での積極的な投与は推奨しない-としている。 ゾフルーザの特徴.  その一方で、本邦においては、ゾフルーザに対して感受性が低下したPA/I38アミノ酸変異株の検出が使用上の懸念として注目されており、両学会でも、同薬の使用におけるリスクとベネフィットについて議論されているが、現時点では、結論に至るだけの十分なエビデンスが不足している状況下にある。  同社は、国内の各種サーベイランスへの協力や、Rocheグループと共同でグローバルサーベイランスの実施により、PA/I38アミノ酸変異株の特徴をモニタリングし、両学会の提言および指針の内容も踏まえて、それらの結果を医療機関や学会等に対して順次情報提供していく。.  塩野義製薬は1日、2030年のビジョンおよび、その達成に向けた成長戦略となる新中期経営計画「Shionogi Transformation Strategy 2030(STS2030)」を発表した。STS2030は、2... 塩野義製薬は25日、新規のシデロフォアセファロスポリン抗菌薬「FETROJA(フェトロージャ)」(一般名:セフィデロコル)について、24日(米国東部時間)付で米国での販売を開始したと発表した。 【質問】アブストラルやイーフェンなど、舌下やバッカルの薬についても200μg錠≒100μg×2錠として使用する... 【質問】ソフトコンタクトにベンザルコニウムがダメージを与えるというのは耳にしますが、カラコンだけ... 【質問】鉄剤は内服でなく注射剤でも消化器症状がでることはあるのですか? 【回答】経口鉄剤は胃や十二... 【質問】「無尿の透析患者」と「腎機能低下患者」のちがいは何ですか? 薬剤の用量調節が必要なのはどう... 【質問】魚の目に対するスピール膏は何日間くらい貼り続けるのが一般的でしょうか?また、芯はぽろんと... 【質問】アセリオやセレネースは在宅において調剤薬局から払い出す(調剤する)ことは可能なのでしょうか... 【質問】ヘパリンロックについて質問です。ロック時間により使い分けることがあるかと思いますが、これ... 【質問】ザイザルはなぜ小児だけ分2なのでしょうか? 【A】小児においては肝臓の代謝能が成人よりも高い... 【質問】麻薬帳簿の「前帳簿から繰り越し」という文言は、帳簿にページ数を記載していれば省略可能でし... 【質問】ブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素が鎮痛補助剤として使われる場合の機序は... 【質問】「服薬後フォロー」というのは特に加算や医師の指示、薬歴記載様式はないものでしょうか? 【A... 【質問】調剤薬局での無菌調剤の際、物品の入荷に時間がかかるのですが、同患者の調製に使ったプレフィ... 【質問】特定保険医療材料は、自費購入(販売)可能ですか?例えば、インスリン製剤等注射用ディスポーザ... 【質問】ヘパリンロックについて質問です。ロック時間により使い分けることがあるかと思いますが、これは「大は小を兼ねる」的な考えではダメなのでしょうか?  また、小児や短時間ロックの場合に100単位製剤を使... 【A】添付文書上では『イナビル』の吸入に年齢制限はなく、吸入可能と考えられる年齢から使用できます。『イナビル』の臨床試験時での最年少使用患者は3歳でした。しかし4〜6歳の患者は製薬メーカーから提供され... 【A】タルク、酸化亜鉛は経口の場合は、実際上はほとんど無害であると考えられます。しかし大量に誤飲した場合は、物理的に気道閉塞する可能性があり、呼吸状態に注意が必要です。 タルクと酸化亜鉛が含有してい... 【A】小児等に対する安全性は確立していない。(脳梗塞急性期:使用経験が少ない ALS:使用経験がない) 新小児薬用量 、小児薬用量ガイドには共に「1回0.5〜1mg/kg 1日2回 30分かけて」と記載がある。 また、小... 【A】小児における解熱鎮痛剤の第一選択は「アセトアミノフェン」と考えられますが、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)で小児に推奨されるのは「イブプロフェン」である。海外でも「イブプロフェン」は子供の中で... 【Q】ブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素の鎮痛補助に関する作用機序は?, 【Q】「服薬後フォロー」は加算があるか?医師の指示が必要か?薬歴記載様式があるか?, 【Q】小児にあせも水を使用したい。タルク・酸化亜鉛は舐めたり、口に入っても無害であるか?. 10kg以上20kg未満‥ゾフルーザ10mg 1錠, 小児における臨床試験では年齢は1歳から11歳 [中央値8歳〕を対象に行なっています。年齢が低く、錠剤が服薬困難な患者への投与方法については現在、正式には公表されていません。錠剤の半割 or 粉砕による投与と考えられます。粉砕後の安定性に関するデータはあると思われます。(正式な公表は現在はなし), ただし、日本小児科学会より発出されている2019/2020シーズンのインフルエンザ治療指針においては「ゾフルーザ(バロキサビル)は12 歳未満の小児に対する同薬の積極的な投与を推奨しない。」と記載されています。これは小児に対する使用経験が多くないこと、耐性ウイルスの発現が懸念されることが理由となっています。(2020年1月1日更新), ゾフルーザ顆粒2%分包は今後発売予定ですが。2020年1月現在薬価収載されていません。(2020年1月1日更新). 20kg以上40kg未満‥ゾフルーザ20mg 1錠 © Fuji News Network, Inc. All rights reserved. ゾフルーザに関しては、小児患者への使用について、(1)同薬の使用経験に関する報告が少ない事や薬剤耐性ウイルスの出現が認められることから、当委員会では12歳未満の小児に対する同薬の積極的な投与を推奨しない。  これらは、日本感染症学会が同提言をまとめる際に着目した点に共通するものである。 小児では、ゾフルーザ使用後に耐性ウイルスの出現頻度が高いことが報告されていますが、その影響については、まだよくわかっていません。 専門家のなかでも、使用してもよいとする意見や使用すべきでないとする意見があります。 folder 感染症・抗菌薬 1回飲むだけでインフルエンザ治療が終わるという簡便さもあり、ゾフルーザは発売初年度から全国的にかなり使用されていました。, しかし、「ゾフルーザはもっと慎重に使用すべきだ」という意見も多く、医療関係者の中でも意見は分かれています。, 患者さんの体重によって1回何錠(包)飲むのかは異なりますが、点滴などのように痛みがあるわけでもなく、他の薬のような使い方の説明もほぼ不要なので、非常に簡単です。, 簡便さにも関連していますが、ゾフルーザは服薬指導の手間が少なく、結果として医療機関(主に薬局)に滞在する時間を減らすことが出来ます。, 例えば、リレンザの吸入は少々手間がかかるので、しっかり説明しないと吸入ミスにつながります。, イナビル吸入粉末も吸入の説明時間がかかりますし、目の前で実際に吸入してもらう場合には、リレンザ以上に時間がかかります。, このように、インフルエンザ治療薬は説明などで時間がかかることが多く、患者さんが医療機関に長時間いることが多くなります。, その点、ゾフルーザは一回飲むだけで治療が終わりになるので、とても短時間で終わります。※一度飲んだら感染しなくなるというわけではありません。, ちなみに吸入薬を使用する場合は、思いっきり吸い込む必要があるので、咳き込みやすいです。, 薬局内でイナビル吸入中のインフルエンザ患者さんが咳き込まれたことは過去にも何度もあります。, オセルタミビル(タミフル)も比較的説明時間がかからないですが、粉薬は苦味があるので、飲み方の説明に時間がかかることがあります。, ゾフルーザを除くインフルエンザ治療薬は、ノイラミニダーゼ阻害薬に分類され、同じような作用機序でインフルエンザに効果を発揮します。, 作用機序が違うことによる最大のメリットは、ノイラミニダーゼ阻害薬耐性インフルエンザウイルスが流行した時にも効果を発揮できるという点です。, ゾフルーザが耐性化しないように大切に使っていくことで、いざと言う時に唯一の選択肢になる可能性を秘めています。, 2019年9月時点ではまだ発売になっていませんが、ゾフルーザ顆粒がいずれ発売する予定です。, 小さいお子さんにイナビルやリレンザのパウダーを上手く吸入してもらうのは難しいでしょう。, 今後は、ゾフルーザ顆粒という選択肢が増える可能性があります(現時点で20kg未満の子に使えるかは未定です)。, イナビル吸入懸濁用160mgセットにの既存のイナビル吸入粉末剤との違いや、多剤と比較した時のメリット・デメリットについて考えています。まだ実際に使用されている例が少ないため、推測しか出来ていない内容もあることはご了承ください。[…], ゾフルーザ顆粒の味は一部情報でイチゴ味とも言われていますが、オセルタミビルより飲みやすい味なのであれば、味もメリットの一つになり得ます。, デメリットのほうに書きますが、ゾフルーザ使用歴の無いお子さんからゾフルーザ耐性インフルエンザウイルスが検出されている例もありますし、感染予防効果があったとしても限定的ではないかと考えています。, 色々な意見がありますが、個人的には12歳未満の子にゾフルーザを使うことには消極的です。, まとめてしまうと、「現時点では、データや使用経験が少なく、あえてゾフルーザを選択する理由に乏しい」からです。, 12歳未満に対してのゾフルーザの有効性などを確認した論文はPubMedでも見つからず、国内第Ⅲ層試験に関する社内資料のみです。, 数年後にどう評価されているのかはわかりませんが、現時点ではデータが集まっているとは言えません。, データが少ないことにも関連しますが、「長期間使わなければ発見されない副作用」がある可能性」は否定できません。, 「日本では新薬扱いだけど海外では以前から使われている薬」はその懸念も減りますが、ゾフルーザはそうではありません。, 日本においては、2018-2019シーズンでも12歳未満に使用されており、結果として「出血」や「ショック,アナフィラキシー」に関する副作用などが追記されています。, 投与数日後でも、血便、鼻出血、血尿等があらわれる場合があるようなのでご注意下さい。, また、ネット上では、嘔吐や下痢の頻度が高いという個人の意見を何度か眼にしています。, 未知の副作用を踏まえても使うメリットのほうが大きい薬も存在するでしょうが、ゾフルーザについては違うと考えています。, ノイラミニダーゼ阻害薬耐性ウイルスが出てこない限りは、既存のインフルエンザ治療薬で十分なことが多いでしょう。, 国内臨床試験ではゾフルーザ使用によるアミノ酸変異(I38)が、12歳未満の18/77(約23%)、12歳以上の36/370(約10%)で認められています。, さらに、アミノ酸変異した患者集団では、ゾフルーザ投与3日目以降に一過性のウイルス力価低下が認められています。, ゾフルーザ服用2日後ぐらいにインフルエンザ症状が改善した方が、ゾフルーザ耐性インフルエンザウイルスを撒き散らしてしまう可能性も考えられます。, 2019年3月にゾフルーザ耐性ウイルスが3人のゾフルーザ未使用者から検出されており、発症前日に兄がゾフルーザを飲んでいた例もあり、兄弟間の感染の可能性も考えられます。, 国立感染症研究所は、ゾフルーザ使用者からの感染の可能性があるとの見解を示しています。, 12歳未満への使用数が増えてくれば、耐性ウイルスが現実的な問題になる可能性もあります。, ゾフルーザは1回で治療が終わりますが、裏を返せばその1回を失敗したら全く効果が期待出来ないということです。, 例えば、オセルタミビルなら10回飲むことになりますが、1回失敗したとしても残り9回は問題なく飲めることも多いでしょう。, 9回飲めれば10回と同等の効果が出るとは言い切れませんが、「ある程度の効果」は期待出来るでしょう。, 同じ飲み薬のオセルタミビルよりも数倍高くなりますし、オセルタミビルのジェネリックと比較すればさらに大きな差になります。, 医療費の自己負担が無い子どもでは実感しにくいですし、一人一人の負担額で見るとそこまで大きく感じないかもしれません。, 私が12歳未満の子にゾフルーザを使うことに消極的な理由はこれらの内容が主な理由です。, インフルエンザの予防接種をすれば100%インフルエンザにならないというわけではありませんが、重症化を防ぐことが出来ます。, インフルエンザワクチンについてはもっと詳しく書かれていることも多く今更感も強いですが、より幅広い層に届けるために、私なりにまとめてみたいと思います。 まず知っていただきたい事として、インフルエンザワクチンによってイ[…], ハイリスクな人や重症の人を除けば、インフルエンザ治療薬の必要性は高くありませんし、無理なく栄養を摂りつつ5日程度休むことがベストだと考えています。, しかし、子どもの熱を1日でも早く解熱させてあげたいという親心もわかりますし、インフルエンザ治療を否定するわけではありません。, インフルエンザに限らず、熱が出たら5日ぐらい休むようになればよいのにと、もう10年ぐらい考えていますが、社会は変わりませんね。, 医療関係者は熱が出たら休むことの重要度を理解していると思いますが、全国的には一人開業医、一人薬剤師の医療機関も多く、医療関係者もなかなか休めない現状があります。, インフルエンザの感染予防にはマスクやうがいの効果は限定的とも言われていますが、しないことを推奨するわけではなく、個人的にはしても良いと考えています。, 「風邪やインフルエンザが流行っているので、家に帰ったら手洗い・うがいをしましょう。」良く言われている言葉ですし、私もそのように伝えることもあります。 外から持ち込んだ菌やウイルスを洗い流したほうが良いことは[…], 子育てをしていると、子どもにマスクを着けたくなることがあります。しかし、子どもが何歳ぐらいからマスクを着けていられるのかは、個人差もありはっきりしていません。 また、多くの子は、初回からマスクを上手に着けれ[…], 皆さんはインフルエンザ対策に何かしていることはありますか? 私がインフルエンザの感染予防に毎年していることとしてはこのようなことです。 手洗い・うがい※ バランスの良い食生活 疲れを溜めないよ[…], とはいえ、データが少なく代替薬がある高価な薬を積極的に使う理由はないと考えています。, ゾフルーザはノイラミニダーゼ阻害薬に耐性を持ったインフルエンザが流行った場合には、特効薬としても使えるでしょう。, 過去には、2007-2008シーズンにタミフル耐性インフルエンザが流行したこともあります。, 今はインフルエンザ治療に使われることはまずないですが、「アマンタジン」はインフルエンザA型については100%耐性化しているとも言われています。, ゾフルーザはタミフル耐性インフルエンザへの特効薬となる可能性を秘めているが、それもゾフルーザ耐性が増えていなければの話です。, ゾフルーザは1回投与で済むので、子どもにも使いやすいメリットもありますが、耐性化していたら何の意味もありません。, 使用の簡便さだけで選択せず、既存のインフルエンザ治療薬も含めた適切な使い分けが理想的です。, インフルエンザの治療薬といえば「タミフル」が最初に思いつく方も多いのではないでしょうか。今やインフルエンザ治療薬の種類も増えており、それぞれ特徴を持っています・ インフルエンザの主な治療薬について比較・説明[…], 管理人で薬剤師の「しか」です。子どもの薬や病気、子育て情報をを中心に発信しています。, イナビル吸入懸濁用のメリット・デメリットを考える【こどもや高齢者などへの新たな選択肢】, うがいによる風邪やインフルエンザ予防の効果と、うがい薬の必要性【ポビドンヨードの習慣的利用は注意】, 飲食物と飲み合わせを注意すべき薬一覧【ジュース、牛乳、コーヒー、硬水、アルコール】, 子どもの薬の飲ませ方や使い方まとめ【粉・錠剤・シロップ・目薬・坐薬・浣腸・塗り薬】.

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