レミゼラブル 映画 2020

2021年に全国公演される、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のオールキャストが、本日2020年8月25日(火)に東宝から発表された。 本ミュージカルは、1987年の日本初演から30年以上(通算上演回数3,336回)上演され、東宝ミュージカルの歴史に燦然と輝き、金字塔とも称される作品だ。 劇中で起こる事件でとんでもない大暴動が起こると思いきや、まさかのラストを迎える Mail: monkeymovieblogアットgmail.com (アットを@に変えてください), 映画「レ・ミゼラブル(2020)」感想ネタバレあり解説 子供たちは大人の背中を見て育つ、良くも悪くも。. 引用元:映画「レ・ミゼラブル」公式サイト 2020年2/28公開より. Google+ Pocket. 公式サイト 町山智浩さんが2020年2月25日放送のtbsラジオ『たまむすび』の中でパリ郊外に住む移民や警官たちを描いたフランス映画『レ・ミゼラブル』を紹介していました。 思っていたよりもミニマムなスケールのお話 何度も演劇や映画となった名作の舞台となった街・モンフェルメイユで、新たなストーリーが描かれました。, 今回は、映画「レ・ミゼラブル」のあらすじ・みどころ、キャスト詳細やムビチケ前売り券について調べました。, Photographie Stéphane Kossman @stephanekossmannphotographer merci @agnesb_officiel, Damien Bonnard(@bonnard.damien)がシェアした投稿 – 2020年 2月月1日午後9時37分PST, Alexis Manenti(@alexis_manenti)がシェアした投稿 – 2020年 2月月11日午前5時53分PST, DJEBRIL ZONGA(@djebril_zonga)がシェアした投稿 – 2020年 1月月28日午後12時27分PST, Jeanne sur ma séance au Palais Galliera pour la sortie du magnifique Barbara de AMALRIC #varolebellaiche #jeannebalibar#barbaralefilm#galliera #cotéparis photo CaroleBellaiche, Carole Bellaiche(@carolebellaiche)がシェアした投稿 – 2017年 9月月16日午前2時33分PDT, Exposition Raymond Pettibon, @fiacparis @dior @maouchi @davidzwirner @karlhab, Damien Bonnard(@bonnard.damien)がシェアした投稿 – 2019年10月月17日午前1時43分PDT, Paris Celebrity Tours(@pariscelebritytours)がシェアした投稿 – 2020年 1月月26日午前11時37分PST, 本作が初めての長編作品となりましたが、圧倒的な緊張感と緊迫感が漂う作品に仕上げてきました。, その評価はフランス国内に留まらず、第72回カンヌ国際映画祭では世界中のメディアから絶賛の嵐。, パルムドール賞に輝いたポン・ジュヌ監督の「パラサイト」と同等以上の評価を得ました。, その後も本年度アカデミー賞とゴールデングローブ賞において、外国語映画賞にノミネート。, フランス国内では公開初日だけで7万人の動員を記録。ラスト30分間の緊迫感がすさまじいと話題になりました。, 彼は上司のクリス、同僚のグワダと共に、街の中でも特に治安の悪い地域をパトロールをしています。, その地域ではいくつかのギャングチームが抗争状態にあり、非常に緊迫した空気が流れていました。, その犯人捜しの騒動でギャング団は一触即発の雰囲気になり、今にも殺人が起きる勢いでした。, その結果イッサという少年が犯人だと突き止めるのですが、それが大騒動の引き金となってしまうのでした。, カンヌに相応しく心抉ってくる今作は、フランスの陰に隠れた止まらない負の連鎖を世界に知らしめる衝撃作, 2月28日公開#レミゼじゃないレミゼ @lesmise2019 @FansVoiceJP pic.twitter.com/WQdWjcDs5L, @fansvoicejpの試写会で #レミゼラブル を観てきた。言葉にならない人々の声が聞こえてくるように感じた。不満や怒りが暴発、爆発する瞬間、緊張感がうまく描かれていた。虐げられている少年がやがて逆の立場になったとき。。圧巻のラストでした。#レミゼじゃないレミゼ, 『#レミゼラブル #レミゼじゃないレミゼ』ヴィクトル・ユゴーが普遍の人類愛を描いた名作の地、現在犯罪地区と化し監督自身 住むこの街で、日常的な出来事を取り込み壮絶な社会の縮図を突き付ける衝撃作☆カメラは武器という監督作品が負のスパイラルから抜け出るための武器になってほしい@fansvoicejp pic.twitter.com/Lbjoy0GQHt, 試写会。移民や低所得者による犯罪が多発している、パリに程近いモンフェルメイユの今を映し出した作品。監督の出身地であり現在も生活しているからこそのリアル。そこにはテレビや雑誌で決して観る事は無いフランスの闇があった。衝撃の作品。@FansVoiceJP #レミゼラブル #レミゼじゃないレミゼ pic.twitter.com/f5iaS5yCGp, #レミゼラブル 何が起こるかわからない怖さが体験できたので、前情報入れなくて良かった。常に怒りに満ちていて、誰も悪くないし、どの人物に自分がいつなってもおかしくないと思った。火炎瓶といえばスリー・ビルボードだけど、この映画の火炎瓶はより現実のものだと感じました。@FansVoiceJP, 試写会にて、2/28公開の「レミゼラブル」を鑑賞してきました 104分という短い作品ですが、”起承転結からの転結”という濃厚なストーリーでした! フランスの別の面を映画館で是非@FansVoiceJPさん、貴重な機会をくださり有難うございました☺️#レミゼラブル #レミゼじゃないレミゼ pic.twitter.com/Ar5tlNVndh, @fansvoicejp 試写会で #レミゼラブル 。概要から連想するのはマチュー・カソヴィッツの「憎しみ」…25年前から何も変わらず、むしろ悪化しているパリ郊外の貧困地区を舞台に、住民たちと警察の一触即発の日々が、転属したての警官を軸に進む。ヒヤヒヤしっぱなしの104分。 #レミゼじゃないレミゼ pic.twitter.com/taaUwOVcMt, #レミゼじゃないレミゼ @FansVoiceJP #レミゼラブル ミュージカルではなかったが、ドキュメンタリーのような問題作。パリ郊外の貧民地区は無法地帯だがここもパリの一部。移民や格差で喘いでいる街。そして日本とは違う、世界の縮図がここにはある。来るアカデミー賞での評価が楽しみな作品。 pic.twitter.com/MjDOl3p3P5, — chisato kaneda (@ChisatoKaneda) January 27, 2020, @fansvoicejp #レミゼラブル 試写会。ワールドカップ優勝でフランスが一致団結する場面から描く皮肉。貧富・人種・社会での立場等が違う人々により信念も善悪も変わる不条理に迷える大人達とそれに振り回され傷付く子供達。そしてラストの急展開。衝撃的で緊迫感が凄かった。#レミゼじゃないレミゼ pic.twitter.com/7efJeHOT04, 今は動画配信アプリが非常に進化してきていて月に数百円で何万本もの映画を見ることができる時代です。, 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ミュージカル映画の原作にもなった、ヴィクトル・ユゴーの小説と同じ名を冠したこの映画は、原題が意味する「悲惨な人々」をまさしく体現した一作。パリ郊外のモンフェルメイユで起こった事件が、街にくすぶる民衆の怒りに火をつけていくさまを、鋭利なタッチで抉り出す。, フランスがサッカーのワールドカップで優勝した2018年夏。犯罪多発地区であるモンフェルメイユで、「犯罪防止班」に配属されたステファン(ダミアン・ボナール)。彼は、仲間と共に街をパトロールし、綺麗ごとでは立ち行かない“リアル”を目撃していく。そんな中、ある少年が起こした「サーカスの子ライオンを誘拐する」という事件を発端に、街を仕切るいくつかのグループが一触即発の状態に陥る。さらに、犯人の少年をステファンの仲間グワダ(ジェブリル・ゾンガ)がゴム弾で撃ってしまい、その様子をドローンで撮影されていたことから、事態はますます悪化してしまう……。, カンヌ国際映画祭の審査員賞と言えば、『そして父になる』(13年)、『Mommy/マミー』(14年)、『ロブスター』(15年)、『ラブレス』(17年)、『存在のない子供たち』(18年)とメッセージ性の強い傑作が選ばれてきた。本作もまた、ドキュメンタリー作品を手掛けてきた俊英ラジ・リ監督の実体験をもとに、フランスに暮らす多様な人種がぶつかり合い、巨大なうねりを形成していくさまを骨太に描き出している。緊迫感、怒り、やりきれなさ──鑑賞中も、そして鑑賞後も、これらの“強い”感情が心から離れることはないだろう。, 『レ・ミゼラブル』がどういった映画なのか?を端的に表すなら、ルックは『トレーニング デイ』(01年)や『エンド・オブ・ウォッチ』(12年)のような、警察目線の「密着24時」的なサスペンスだ。犯罪地域で日々パトロールする警官たちの危険な日常が描かれる。多様な人種や宗教が入り乱れるこの街では、厳格なルールは存在しない。不良少年・少女の補導は日常茶飯事で、バッタものを売る露天商の取り締まりや“街の裏の顔”との接触まで、治安を維持するために様々な動きが求められる。, 警官たちが、明確な「正義」を掲げない点──「毒を以て毒を制す」ではないが、彼らが暴力性を秘めている点、犯罪防止班のリーダー、クリス(アレクシス・マネンティ)が言う「絶対に謝るな」「俺が法律だ」などのセリフ、その環境に足を踏み入れた“新参者”の信念と衝突するという展開も、『トレーニング デイ』を彷彿とさせる。一見するとゴリゴリの社会派の作品に思えがちだし、それは本作の本質ではあるのだが、作り自体は現代的なダーク系の刑事サスペンスとして非常に整っている。, ただ、本作には一つ興味深いシーンが中盤に挟まる。それは、視点の分散だ。先に挙げた「警官による市民の攻撃」を経て、微妙なバランス下にあった街の均衡が崩れ始める。その際に、これまで主に「警官側」のみだった視点が「警官×3」「子どもたち」「“市長”と呼ばれる街の実力者」「情報通」に枝分かれしていくのだ。ここで初めて警官たちの“生活”が描かれ、彼らもまた混迷する社会の被害者だったことが痛々しく伝わってくる。, 映画自体のテイストの話をするなら、『トレーニング デイ』から『クラッシュ』(04年)へと移り、一気に『シティ・オブ・ゴッド』(02年)や『存在のない子供たち』のエッセンスがなだれ込んでくるような動きだ。映画の前半の構造としては警官 vs. 市民なのだが、後半に行くにしたがってその構造は崩れる。対立関係は変わらないのだが、主眼が特定多数になるため、物語自体の“肩入れ”がなくなるのだ。主人公というものが消失するような感覚に近い。, ここには伏線があって、それは冒頭部分。『レ・ミゼラブル』は、今回の事件の発端であるイッサ(イッサ・ペリカ)が国旗を体に巻き付けた状態で歩いてくる姿を捉えたカットから始まるのだが、この時点では視点はイッサだ。しかし、彼らが街に繰り出し、ワールドカップの決勝戦を民衆の一員として見届け、優勝後に感情が爆発するとき──彼らの個々の存在は消え失せ、「フランス国民」という一つの共同体に変貌する。これは“喜”のモデルケースだが、本編では全く逆の事態、つまり“怒”や“哀”の「個の消失」が起こる。, ワールドカップというイベントによって個人のうやむやが雲散霧消し、ハッピーな“フランス人の集団”になるのが、冒頭のシークエンス。それに対し、警官の発砲によって均衡が崩れ、物語の主人公が複数人に拡散し、作品自体の視点が“悲惨な人々(レ・ミゼラブル)”というひとくくりになってしまうのが物語の後半。同じ「個の消失」でも、意味合いはまるで逆だ。実際には、後半に行くにしたがって個々の溝はより深くなってしまっているのだから。, さらに興味深いのは、イッサが警官をはじめとする大人たちに復讐しようとする最終盤。ここでは、多くの子どもたちが黒いフードをかぶり、“兵隊化”する。これもまた、冒頭のワールドカップの熱狂と表裏一体の関係性といえる。彼ら一人ひとりの想いは消え去り、リーダーの“大志”が個人の“動機”へと変わる。これはスポーツであればポジティブなものだが、犯罪にすり替わった途端に恐るべきものとなる。, 象徴的なのは、リーダーが見えなくなった瞬間、フードをかぶった子どもたちの集団が、緊張の糸が切れたように幼い表情へと変わること。スポーツと暴動の共通項──人を動かすのも狂わせるのも、熱なのだ。, スポーツによって愛国心が芽生え、瞬間的にでも団結状態になった民衆は、ハレの日が終わった瞬間にそれぞれの日常に引き戻される。貧富や格差といったボーダーを取り去ってくれるのがスポーツだとしたら、檻に閉じ込めるのが日常だ。どちらが長いのか、言うまでもない。イッサが子ライオンを誘拐する→サーカスに連れ戻される→檻に入れられる、という流れは、そのままワールドカップの非日常が終わってしまった彼らの状態を示しているといえよう。, ただ、『レ・ミゼラブル』は決してバッドエンドではなく、最後に「歩み寄り」の希望を仄かに映し出す。火炎瓶を持ったイッサを、必死に説得するステファン。瓶が投げられるのか、それとも振り上げた手を下ろすのか、観客が知ることはできない。ただ1つ言えることは、経済が劇的に好転し、社会が明るくならない以上、今ここに生きている人々が自ら歩み寄るしかないという残酷な事実だ。, 奇しくも、物語的な“個人の消失”によって、警官と市民の関係性は崩れ、共に「名もなき者たち」へと移行した。どちらも同じく、不寛容な社会の中でもがき、息を吸おうとあえいでいる者たちだ。混沌に突き落とされた状態ではあれど、両者がゼロ地点に降り立ったということでもある。壁がなくなった今こそ、腹を割って話せるのではないか──。, 移民を犬に置き換えた『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』(14年)の深遠なラストや、テロ問題と不寛容な社会を超能力者の視点で見つめた『ジュピターズ・ムーン』(17年)のように、絶望の中でも手を伸ばそうとする確かな想いが、本作には克明に宿っている。, 劇中で「2005年パリ郊外暴動事件」が言及されるように、『レ・ミゼラブル』は現代史に根差したドキュメント的な一作ではあるのだが、それだけではカンヌで審査員賞は獲得できないだろう。余談だが、本国フランスでは初日動員7万人超、初登場ランキングは『アナと雪の女王2』(19年)に次ぐ2位だったというから、作品の注目度が窺い知れる(公開17日目には、フランス国内の観客動員100万人を達成)。, 『レ・ミゼラブル』には、映画的な、いやむしろ映画でしか達成できない“力”が備わっている。それはこれまでに述べてきたような構造的な巧みさであったり、他人事と片付けられない同時代性、ショッキングなストーリー、観る者の感情を揺さぶる熱であるだろう。, その中で、カメラワークについても言及したい。冒頭で述べたとおり、本作ではドローン撮影が物語としても、映像的にもキーになっている。物語的なことを言えば、ドローンを手にすることで子どもでも容易に盗撮ができるようになった危険性などが描かれるのだが、これは一般市民が官憲を告発する“力”を得たことのメタファーでもあるだろう。劇中では子ライオンの誘拐犯を突き止めるのにInstagramやFacebookが使用されるが、今や誰もが発信者の時代だ。いち個人が著名人のTwitterでの過去のつぶやきをサルベージして晒し、失脚に追い込むような事態が頻繁に起こっているように、声なき者・弱き者の下克上が起こりやすい土壌が出来上がっている。, そしてこれもまた「映画界の下克上」といえるが、ビッグバジェットの作品でなくても、ドローン撮影で迫力ある映像を生み出すことが可能になった。本作では冒頭の凱旋門を意味深に見つめるシーンから、街を俯瞰で眺めるカットが頻発し、露店や団地、食堂に押し込められた民衆の怒りと格差の隔絶感をありありと映し出す。と同時に、編集を含め、大作を見慣れたライトな映画層にも入ってきやすい映像的な工夫が見られる。これらの技術的な部分も、本作が批評家層だけでなく一般層にもちゃんと届き、支持されている理由の1つだろう。, これらの「俯瞰する映像」は、『存在のない子供たち』や『グッド・タイム』(17年)にも通じ、街が1人の主人公であることを感じさせる。同時に、彼らがこの状況に陥ったのは保護者がどうだとかミニマムな問題ではなく、もっと大きな環境──経済的、社会的問題であることを示してもいる。例えば人種差別的なクリスや、理由もなく子ライオンを盗んだイッサの性格を「歪んでいる」と見るか、どうか。『ジョーカー』(19年)や『パラサイト 半地下の家族』が突きつけたように、“悪”は社会から生まれいずるのだ。そしてそれを「悪」と言い切れる社会では、もうない──。, 貧富の差は世界中にあり、依然として改善の余地はない。ただ、貧者がSNSで世界配信し、ドローンの“目”で大空を飛び回るように、貧者と富者、弱者と強者の見分けはつかなくなりつつあるというねじれ構造。二元論的な単純な視点では片づけられない、複雑化した現代社会の縮図。『レ・ミゼラブル』が内包する“混沌”は、カメラにも色濃く表れているのだ。, パリ郊外に位置するモンフェルメイユ。ヴィクトル・ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台でもあるこの街も、いまや移民や低所得者が多く住む危険な犯罪地域と化していた。犯罪防止班に新しく加わることとなった警官のステファンは、仲間と共にパトロールをするうちに、複数のグループ同士が緊張関係にあることを察知する。そんなある日、イッサという名の少年が引き起こした些細な出来事が大きな騒動へと発展。事件解決へと奮闘するステファンたちだが、事態は取り返しのつかない方向へと進み始めることに……。, 監督・脚本/ラジ・リ 映画「レ・ミゼラブル(2020)」感想ネタバレあり解説 子供たちは大人の背中を見て育つ、良くも悪くも。 シェアする. 作品の煽り文句にスパイク・リー云々あって何だろうと思ってたけど観て納得。これは現代フランス版「ドゥ・ザ・ライト・シング」だわ。旧植民地からの移民が大多数を占める地区で生じる、抑え込む側とされる側の衝撃のドラマ。, 『レ・ミゼラブル(2020)』ストレートに映し出される怒りに圧倒されるが、ラストはそんな受け身姿勢は許さんぞと言わんばかりに問いを残し、観客に自分なりの咀嚼・消化をするよう投げかける。, 『レ・ミゼラブル(2020)』日本人がイメージする仏の洒落た街の雰囲気や人々は一切なく、テレビでは取り上げることのない窃盗やドラックなど一触即発の街の今をリアルに映し出す。問題提起のみで解決作は見出せない現実の重さのみが残る。, 『レ・ミゼラブル(2020)』「ブラインドスポッティング」的なポジティブな余韻の終わりなど、幼さ故に純度の高い“怒り”が許すはずも無く。ラスト数秒後の展開は分からないが、躊躇いを生じさせた主人公の思いやりこそ、ギリギリの希望なのか。. 以上、2020年の映画「レ・ミゼラブル」の情報でした。 非常に緊迫感のある作品で見ごたえがあるようですね。 また、ラストシーンが衝撃的という声も多く上がっていました。 映画「レ・ミゼラブル」は2020年2月28日公開です。 ナルトの名言「うらみや憎しみの連鎖を止める」には、誰かの世代が犠牲覚悟で率先して改革しないと難しいと思うし、モンフェルメイユでそれができる立場にいるのは警察だけでしょう。ステファンが何人もいれば可能だと思いますが。 (adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({}); ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』の舞台となった町モンフェルメイユでの、現代の貧困や移民問題・警察による圧制や抑圧、そしてそれらが永遠に続くような負の連鎖について描いた意欲的な作品です。, 格差問題をあつかった映画は、日本の『万引き家族』、韓国の『パラサイト 半地下の家族』、アメリカの『ジョーカー』等を筆頭に目にする機会が増えてますが、本作『レ・ミゼラブル』もフランスからの代表作になりそうです。, 一方で、観る前に予想してた以上の「大人の抗争」が起きなかったのはやや盛り上がりに欠けたと感じます。クリス、グワダの家族との様子は短いけど効果的です。子どもが軸になっていくラストは、ブラジルの格差問題映画『シティ・オブ・ゴッド』に通じるものがあるけど越えてはいません。, 本作はそんな格差問題より、町の負の連鎖を止めるには「良質の教育」と「大人が争いや怒りを止めること」こそ重要だと強調している点が印象的です。このタイトルではミュージカル映画に埋もれそうですが、多くの人に観てほしいオススメ映画です!, ヴィクトル・ユーゴーの小説『レ・ミゼラブル(ああ無情)』の舞台となった町でもあり、200年経った今でも「暴動」の種がくすぶっている, クリスは自分の保身だけのために、負傷したイッサは病院に連れて行かず、ドローンを追うことに専念, 大人たちは自分らが本気で抗争を始めると、自分たちの首も絞めかねない事態を「想像」できてるから実際には争いません, グループ戦での抗争が始まるのかと期待したのに、サラーとステファンの1対1の話し合いで解決したのは、この映画で一番残念な展開, 理由は、ステファンがライオンでおどされてるイッサを救おうとして銃を向けてくれたから, 子どもが軸になっていくラストは、ブラジルの格差問題映画『シティ・オブ・ゴッド』に通じる. 「レ・ミゼラブル(2020)」に関するTwitterユーザーの感想。満足度98%。総ツイート59件。パリ郊外に位置するモンフェルメイユ。ヴィクトル・ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台でもあるこの街も、いまや移民や低所得者が多く住む危険な犯罪地域と化していた。 // ]]>, カンヌ国際映画祭で、あの「パラサイト」と並んでパルムドールを競い、見事審査員賞に輝き、さらには第92回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた作品。, ヴィクトル・ユーゴー原作にして、今もなおミュージカルや映画として語り継がれている「レ・ミゼラブル」と同じモンフェルメイユを舞台に、新たに配属された警官と同僚らが、ある少年が起こした些細な事件をきっかけに、やがて取り返しのつかない事態となっていく様を、緊張感あふれる描写で描く。, 今作で初の長編映画を手掛けた監督は、この街に生まれ今もなお暮らしている経験から現代に潜む社会的問題を作品に投影し、緊迫感溢れる映像を作り上げた。, 権力者から抑圧された弱者や居場所を無くした人々、そんな彼らの鬱屈した感情がどういう行動を起こすのか。, ヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台でもあるこの街は、いまや移民や低所得者が多く住む危険な犯罪地域と化していた。, 犯罪防止班に新しく加わることになった警官のステファン(ダミアン・ボナール)は、仲間と共にパトロールをするうちに、複数のグループ同士が緊張関係にあることを察知する。, そんなある日、イッサという名の少年が引き起こした些細な出来事が大きな騒動へと発展。, 事件解決へと奮闘するステファンたちだが、事態は取り返しのつかない方向へと進み始めることに……。 (HPより抜粋), 今回長編映画初作品ということですから、僕のようなド素人が彼を知ってるわけないですw, 彼は今作の舞台であるモンフェルメイユで生まれ育ち、現在もなお暮らしているそうで、そこで見たもの感じたものが、今作に詰まっているということなんでしょう。, また今作を制作するまでに、役者やアーティスト集団Kourtrajméのメンバー、写真家と共同での脚本、短編映画にドキュメンタリーと、多才な顔を持っているようです。, そして今作と同名短編映画も制作しており、それがフランスの赤絵dミー賞とも呼ばれるセザール賞でノミネートされてるよう。, モンフェルメイユで起きていることは、世界でも起こり得る問題だということを、これからも発信していくのでしょう。, 警官クリス役に、監督と古くから付き合いで、アーティスト集団Kourtrajméのメンバーでもあるアレクシス・マネンティ。, 警察署長役に、「COLD WAR あの歌、2つの心」、「サガンー悲しみよ、こんにちは」のジャンヌ・バリバールなどが出演します。, ラスト30分がものすごいことになるそうなんですが、どういう事態に発展するんでしょう。, モンフェルヘイユの警察署、BAC(犯罪対策課)に着任した新人警官の視点を中心に、法律と権力を盾に、罪もない少年たちや市民を力と怒りで抑えつける警官たちの横暴なやり方と、アフリカ系移民で貧困層を束ねる市長とよばれる男や、抑圧されながらもなわばりを作るかつてワルだった男といった、暴力や暴言でしか主張できない大人たちの一触即発な状態を見せながら、そこで生まれる者は決して善ではなく、それを見て触発される少年たちでしかないという負の連鎖を、ただまじまじと見せることで、やるせなさと問題の解決方法は何なのかを、いま問われている気がした作品でございました。, 強き者とは、決して力を駆使して抑えつける者ではなく、弱き者を助け導く者こそ強き者。, そんな人らが誰かの上に立てば組織や社会といったコミュニティは、きっとうまく機能し、誰もがリーダーのような人間像に憧れ、好循環をもたらすステキなものになる、と思う。, だから法の名のもとに権力を行使する警察が、彼らを上手く統率し犯罪のない社会へと導かなくてはならない。, なのに、犯罪対策課のクリスとグワダは、弱者たちをあざ笑い、令状も持たず突発的に職質し、反発すれば暴力でねじ伏せる。, そんな警察のやり方を憎んでいる市民らは、それぞれが派閥やグループを作り連携を保つことでしか対抗できない。, またかつてムショ暮らしをしていた男は事情通として知られ、町の片隅でケバブを売りながら沈黙を守り、町を見守る。, それぞれの「正しさ」を曲げることができないせいで、ただぶつかり合うことしかできないでいる。, 本当にその行いは正しいのか、と俯瞰で見れない大人たちの抗争を、そこで暮らす子供たちはどう捉えるのか。, 怒りには怒りで、暴力には暴力で、同じ気持ちを持った者がいればたとえ相手が警察であろうとも十分対抗できることを学習し、実行に起こすことができる。, 未成熟であるが故に歯止めをかけることなどなく、とにかく感情に身を任せて突き進んでいく。, 大人が作った不寛容な社会は、大人がどこかで止めなくては、次の世代にも影響してしまう。, 親は警察署で怒鳴り、八つ当たりをし、子供にもう帰ってくるな、と自分の教育の不出来を棚に上げ、一方的に子供のせいにする。, ハシシを吸っていた15歳の少女を、半ば強引に取り調べ、違法的な職質に腹がたった友人が動画を取ろうとすればスマホを奪い取り破壊する。, それは正義の名のもとに市民を守るお巡りさんを侮辱するようなことをするお前らだろう?, クリスという男は、きっと市民になめられないために敢えてああいう態度を取っているんだろう。最初はそう見ていた。ステファンのように。, それこそサーカスの子ライオンを盗まれたことで、拡声器をつかて怒りをぶちまける団長たちと、コミュニティを束ねる移民たちが口論している中をしっかり取り持つ姿勢は、これまで何度もあったであろう経験が活かされている証拠というか。, その後も少年らを力づくで抑える行動や、差別的な発言は普通に行われ、その反撃にあった彼らは、結果的に感情に任せて子ライオンを盗んだ少年イッサをゴム銃で発砲してしまう事態に。, しかもクリスとグワダは、その一部始終をドローン機で撮影されていたことの方が問題だと優先し、けがを負ったイッサを病院へ連れていこうとせず、保身に走ってしまうわけです。, その後はもうなんとなく予想できてしまいますが、ミュージカルのレミゼと同じような光景です。, 特に子ライオンを盗まれて、盗んだ奴がアフリカ系の少年だからと言って、市長のコミュニティにカチコミかけてくるんですけど、もうそれが頭に血が上っていてほぼ決めつけ。, 市長側も頭に血が上って、ちゃんと話聞けばいいのに、ただ怒りに任せて、なめんなよかかってこいの状態。, 一応この映画は抑圧された社会ってのが根本的にあるから、そのせいで怒る場所を見つけられない人たちが、何かある度に怒りを現すってことも解釈のひとつではあるんだけど、もっと奥深くにはこういう「正しさの押し付け合い」みたいな、互いが理解し合おうとしない姿勢の方が問題だなって僕は感じて。, しかもジョニージョニーっていうから、普通人間だとイメージするのに、ふたを開けりゃライオンの名前だと。, ここで間違えてすまない、ちゃんと説明すべきだった、という「謝罪」が必要だと思うんですよ。, でも彼らは「正しさ」が強すぎて、それに対しての怒りが強すぎて、謝ることを忘れてるんですよ。, クリスらと巡回しているステファンですが、彼らのやり方に疑問を抱きつつもとりあえず難なく対処していくんですね。, ステファンはというと、抵抗しないで、まず身体検査するからと、相手が少年とはいえ一人の人間であることを忘れずに一個一個断りを入れて行動を起こす。, でも結局クリスが脅して力づくで口を割らせようとするから、ステファンの優しさも意味なく少年は「失せろ!」と一喝。, 自分たちが正しいことをした、捜査に協力するのが市民の務めだ、だからたとえ相手が違ったとしても相手が抵抗してきたとしても、手を出したり暴力を振るうのは当然のこと、とでも言ってるかのような。, 警察はよくメンツを守りたがる。たぶん下手に出れば権威が下がるからなのかもしれない。, そんな大人たちもかつては純粋無垢な子供時代があって、優しく逞しく育つ子もいれば環境や済んだ地域によって全く違う大人になってしまう人もいて。, 同じこと言いますけど弱者や貧困層に不寛容な社会がいけないのが当たり前とはいえ、なんでもかんでもそれのせいにしちゃ断ち切れるものも断ち切れないよなぁ、ってのが僕の今作への感想です。, だからまず正しさを主張してもいいけれども、対話をしっかりすることや非を詫びる姿勢を持つことの大事さ、それが大事な一歩なんじゃないかなと。, ・・・と自分の主張が過ぎましたが、僕ね、この映画せっかく「レ・ミゼラブル」と同タイトルなんだから、もっと物語にリンクした物語にしちゃえば?とも思ったんですよね。, 暴動に向かっていく流れってのは同じかと思う音ですけど、それこそ罪を犯しつつも優しさに感化されて改心するジャンバルジャンのような人がいて、自分こそが正義だと過信するけど結果的にその考えが揺らいでしまうジャヴェール警部のような人がいて、如何に悲劇ってのが起きるのか、自由とは正しさとは、みたいな。, まぁあくまでこの方が面白いんじゃね?って僕の妄想でしかないのでほっといてもらって構わないんですけどw, とにかく、この映画を見て、如何に海の向こう側が悲劇の真っただ中にあることや、負の連鎖を断ち切るために自分はちゃんとした大人になれてるのか?, 新作映画の感想をヘタクソですが、少しでも映画館に足を運んで欲しいと願いつつ書いてます。

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